現場日記:Y様邸【進行中】1月15日更新

【物件データ】

■所在地 :仙台市太白区

■種別  :マンション

■専有面積:62.8㎡

■建築年:1994年

 

こんにちわ!

設計の菅野です。

今回はご自宅でお食事やお酒を楽しむのが大好きなご夫婦の拘りリノベーション。

初回ヒアリングの時に

「リビングのソファーよりダイニングテーブルで過ごす事の方が多いんですよね」

「キッチンに拘りたいんです。形は対面型でクリナップさんのステンレスキャビネットが良くって、食洗器はボッシュがよくって・・・」

と、真っ先にキッチン・ダイニング廻りの事をお話をしてくださったY様

事前に設備なども下調べをしっかりされており、やりたい事やお好みがはっきりされていたので

出来る限りご意向に沿いながら、間取りのご提案・諸々ご選定をサポートさせて頂きました。

 

 

 ▲打ち合わせ風景

 

数年前に弊社が販売していたモデルルームをとても気にいってくださったのがきっかけで、今回問い合わせして下さったY様。

今回は物件探しからリノベーションまでワンストップでお手伝いさせて頂く事になりました。

私が入社して初めて見たN’sの施工物件も上記のモデルルームでして、

そのお話をお聞きした時

「私もこんな格好いい住まいを作りたい!」

なんて思った当時の記憶が蘇りました。

今回も素敵な住まいに仕上げるぞ!

という事で工事ブログスタートです。

 

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【before】

解体前の様子。

 

 

 

 

よくある長細い中住戸の3LDK。

キッチンは対面式ですが、吊戸棚もあり閉鎖的で孤立した空間でした。

 

始めて現地を見させて頂いた際、驚いたのが北側2部屋のカビと結露。

 

 

 

築年数の割に内装材めくれと壁がカビが凄い。

今まで家具や物が壁際までしっかり置かれていたり、暖房をガンガン使用していたりしたのかな?

(エアコンが無い部屋です。↑が一番多いカビが生える原因だったりします。)

サッシの結露が原因じゃないかと推測はするものの、現状だと壁裏の状態も分からない為、解体して中の状態をしっかり確認しなくては!

 

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2023/12月下旬~

Ⅰ.アスベスト調査~解体

 

いつもブログでは解体工事から掲載していますが、

今回はアスベスト調査についても少しお話させて頂きます。

アスベスト調査は2023年10月より有資格者による事前調査・分析が義務化されました。

基本的には設計図書等を用いた「書面調査」と現地で確認を行う「目視調査」の2つの調査の2つ。

解体前の調査なので、このように石膏ボードを捲って裏面の品番を確認していきます↓

 

 

どきどきどきどき・・・・

「今回はアスベスト該当品番じゃなさそうですね」

よかったーー!

 

ほっと一安心です。

石膏ボードは製造年月日や製造工場により、アスベストの他ヒ素入りボードなど、

リサイクルできないボードが出てくる事もあり、解体費用(正確には処分費用)に少なからず影響してくるので、出来れば毎回早めに調査をしたい所です。

壁や天井以外の所も細かく調査↓

 

 

キッチンのキャビネットやユニットバスのバスパネルなどにも含まれている事があるので、

メーカー等情報を記録し、後日メーカーに問い合わせます。

上記以外にも、キッチンの床に使用されているクッションフロアやビニール巾木など、〇〇年以前の製品など、築年数などで判断できる所は、「みなし」としてチェックしていきます。

今回はユニットバスの壁にもアスベストが入っている事が分かりました。

情報を解体業者さんに伝えねば。

 

調査が終わったら、いよいよ解体作業に入っていきます。

 

 

 

 

 

解体前から気になっていた北側の壁ですが・・・

 

 

ボード下(断熱表面)は綺麗でした!(カビは見当たりません)

しかし、サッシの結露は相変わらず酷い。

 

 

空調をしていない工事中でも窓の結露が酷いので、やはりカビの原因は結露の様です。

壁の断熱と窓の所で結露対策すれば、100%とはいかずとも幾らか良くなりそうです。

 

改修前の給水管・給湯管・ガス管↓

 

 

銅管と鉄管が使用されています。

金属管は古くなると穴が開いて漏水しやすいので、ギリギリの所で切断し樹脂の物に取り替えます。

今回はリノベーションなのである程度入れ替えが出来るのですが、リフォームの場合はどこまで入れ替えるか慎重に検討した方がいい配管です。

築浅物件だとほぼ樹脂管なのですが、今回位の築年数だと要注意です。

 

話は戻り、解体が完了しました!

※解体検査後の写真なので、テープで大まかな壁の位置出しをしています

 

 

 

 

問題の北側窓廻り↓

 

 

後日、断熱も削りました↓

 

 

躯体(コンクリート壁)はカビも無く綺麗な状態でした。

今回解体前の状態が酷かったので、断熱材は全て捲り再施工した後、本工事スタートです。

(続きます)

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